【ISTQB /JSTQB FL 4.0対策】試験問題と解説 Part #6|エラー推測・探索的テスト・ATDDの理解を深めよう!

JSTQB Fundation Level 4.0

ISTQB Foundation(CTFL)試験の学習シリーズ第6弾です。

今回は、問題26~30までの5問を解説していきます。

試験でよく出題される「エラー推測」「探索的テスト」「ATDD(Acceptance Test Driven Development)」などの理解を深めましょう。


✅ 問題26:エラー推測(Error Guessing)の正しい説明はどれか?

設問内容:

次のうち、エラー推測の考え方を最もよく表しているものはどれですか?

選択肢:

A. 過去に発見された欠陥や開発者がよく犯す典型的なエラーに関する知識と経験を活用する

B. 自身の開発経験や開発者としての失敗をもとに推測する

C. ユーザーになりきって、利用時に起こり得るエラーを推測する

D. 開発作業をすばやく再現して欠陥を特定する

正解:A

解説:

エラー推測(Error Guessing)は、過去の欠陥データや経験を活かして、「どこにバグが潜みやすいか」を予測する技法です。

たとえば、以前「ログイン画面で特殊文字を入力するとクラッシュした」経験があれば、同様のテストを行うことで再発防止ができます。

💡ポイント:

  • エラー推測は経験と勘に基づく「探索的」アプローチ

  • 形式的なテスト設計技法(例:境界値分析)とは異なる


✅ 問題27:要求が未確定な中でテストを進めるには?

設問内容:

プロジェクトでリリースが遅れ、テスト開始も遅延しています。

あなたはドメイン知識が豊富で分析力も高いですが、要求仕様がまだすべて揃っていません。

それでもマネジメントからテスト結果の報告を求められています。

この場合に最も適したテスト技法はどれですか?

選択肢:

A. チェックリストベーステスト

B. エラー推測

C. 分岐網羅(Branch Testing)

D. 探索的テスト(Exploratory Testing)

正解:D

解説:

要求が未確定な状況では、探索的テストが最も有効です。

探索的テストとは、テスト設計と実行を同時に行いながら、システムの挙動を探るテクニックです。

例:

ショッピングサイトのカート機能を確認する際、仕様書がなくても「商品の追加」「削除」「在庫ゼロ時の挙動」などを自由に確認して不具合を発見する、というようなやり方です。


✅ 問題28:受け入れ基準(Acceptance Criteria)の記述方法

設問内容:

受け入れ基準を文書化する最も適切な方法はどれですか?

選択肢:

A. 振り返りミーティングで利害関係者の要望をまとめる

B. “Given-When-Then”形式でテスト条件を表す

C. 口頭で説明し誤解を防ぐ

D. リスク情報をテスト計画書に記載する

正解:B

解説:

アジャイル開発では、“Given–When–Then”形式で受け入れ基準を記述するのが一般的です。

これは**ATDD(Acceptance Test Driven Development)**でも利用される手法です。

例:

  • Given:ユーザーが正しいIDとパスワードを入力している

  • When:ログインボタンをクリックしたとき

  • Then:マイページが表示される

この形式を使うことで、開発者・テスター・ビジネス担当者が共通理解を持つことができます。


✅ 問題29:ユーザーストーリーからATDDテストを導く

ユーザーストーリー:

「エディターとして、記事を公開する前に内容を確認できるようにしたい。」

受け入れ基準:

  • エディターはCMSにログインできる

  • 既存のページを閲覧・編集できる

  • 編集後に変更を保存できる

  • コンテンツの所有者を再割り当てできる

設問:

このストーリーに最も適したATDDテストはどれか?

選択肢:

A. エディターがページを編集後、保存できるかを確認する

B. コンテンツ所有者がログインして更新できるかを確認する

C. エディターが編集内容を公開予約できるか確認する

D. エディターが他のエディターに再割り当てできるか確認する

正解:A

解説:

受け入れ基準に「編集」と「保存」が含まれているため、Aが最も妥当です。

ATDDでは、ユーザーストーリーの意図を具体的なテストケースに変換します。


✅ 問題30:テスターはイテレーション計画でどのように貢献するか?

設問内容:

テスターはイテレーションやリリース計画にどのように価値を提供するでしょうか?

選択肢:

A. 開発するユーザーストーリーの優先順位を決める

B. 機能面のテストのみに集中する

C. リスクの特定とリスク評価に参加する

D. 高品質リリースを保証する

正解:C

解説:

テスターは開発初期段階から、リスク識別とリスク評価に参加することで価値を提供します。

たとえば、「外部APIが未完成」「インフラ構築が遅延」などのリスクを早期に指摘することで、チーム全体の計画精度が高まります。


🧭 まとめ:選択肢の“消去法”と“根拠”を意識しよう

ISTQB試験では、似たような選択肢が並ぶことが多いです。

そのため、正解を選ぶだけでなく、他の選択肢をなぜ除外するかを明確にしておくことが重要です。

また、時間配分も大切です。1問に時間をかけすぎず、確信がある選択肢は素早く選ぶ習慣をつけましょう。

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