【ISTQB /JSTQB FL 4.0対策】Part9|例題5問を徹底解説!テスト設計やデバッグ・トレーサビリティの理解を深めよう

JSTQB Fundation Level 4.0

ISTQB Foundation(CTFL)試験対策シリーズ第9回です。

今回は、過去問5問をもとに、テスト活動・デバッグ・QAとの違い・テストウェア・トレーサビリティといった重要テーマを分かりやすく解説します。

試験直前の知識整理にぜひ役立ててください。


🧩 問題1:障害の原因を分析・修正する活動はどれ?

問題文:

新しいシステムで発生した不具合の原因を分析し、修正するタスクをあなたが任されました。この活動はどのプロセスに該当しますか?

選択肢:

A. デバッグ(Debugging)

B. ソフトウェアテスト(Testing)

C. 要求の引き出し(Requirement Elicitation)

D. 欠陥管理(Defect Management)

解説:

「原因の分析と修正」は、テストではなく開発側の活動です。

テスターは不具合を発見しますが、それを直すのは開発者の仕事

したがって、この活動は デバッグ(Debugging) にあたります。

正解:A. デバッグ

例:

テスターが「入力値が正しく処理されない」と報告 →

開発者がコードを調べて修正する → これがデバッグです。


⚖️ 問題2:テスト部門=QA部門 という表現は正しい?

問題文:

多くの企業では「テスト部門」を「品質保証(QA)部門」と呼びます。これは正しい表現でしょうか?

選択肢:

A. 正しい

B. 正しい(別の理由で)

C. 間違い(テストは品質に関する全活動を含む)

D. 間違い(QAはプロセス、テストは動作確認)

解説:

QA(Quality Assurance)とTesting(テスト)は異なる概念です。

  • QA(品質保証):品質を作り込むためのプロセスや仕組みを管理(例:レビュー、手順整備)

  • Testing(テスト):製品が要件通り動くかを確認(例:動作確認、バグ検出)

テストは品質活動の一部にすぎず、「QA部門=テスト部門」とするのは誤りです。

QAはプロセス重視、Testingは結果(動作)重視です。

正解:D

例:

QA:開発フローにレビュー工程を設ける仕組みを作る

テスト:レビュー後の成果物を実際に実行して検証する


🧠 問題3:上限チェックを間違えたプログラムは何と呼ぶ?

問題文:

開発者が電話の着信で気が散り、入力値の上限チェックを誤ってコーディングしてしまいました。

システムテスト中に、テスターが無効な値を入力できることを発見しました。

この「誤った上限チェック」は何に該当しますか?

選択肢:

A. エラー(Error)

B. 失敗(Failure)

C. 根本原因(Root Cause)

D. 欠陥(Defect)

解説:

開発者が誤って書いたコード=**欠陥(Defect)**です。

実際のシステム上で問題が起きた場合はFailure(失敗)と呼びますが、

ここではテスト中に発見された段階なので「欠陥」となります。

正解:D

例:

誤った条件式を記述 → システムが異常動作 → テストで発見

→ 「欠陥」として報告される。


📋 問題4:次のテストウェアを生み出す活動は?

テストウェアの例:

テストチャーター:
セッション時間:1時間
目的:登録ページで誤った入力データを使用し、不正登録が可能になる欠陥を探す

質問:

このようなテストチャーターを作成するのは、どのテスト活動でしょうか?

選択肢:

A. テスト計画(Planning)

B. テスト分析(Analysis)

C. テスト設計(Design)

D. テストモニタリング(Monitoring & Control)

解説:

テストチャーターは、「何を・どのように・何のためにテストするか」をまとめたドキュメント。

これはまさに テスト設計(Test Design) の成果物です。

正解:C

例:

テスト設計では、入力パターンや異常系データ、探索的テストの範囲を決めます。


🔗 問題5:トレーサビリティはどのようにテストを支援するか?

問題文:

次のうち、トレーサビリティ(追跡性)がテストにどのように役立つかを示す最も良い例はどれ?

選択肢:

A. 変更の影響分析を行うことでテスト完了を判断できる

B. テストケースと結果のトレーサビリティで残留リスクを見積もる

C. 変更の影響分析によって回帰テスト対象を選定できる

D. トレース関係からテストデータを選定できる

解説:

トレーサビリティ(Traceability)は、要件とテストをつなぐ関係性を明確にする仕組みです。

特に、要件変更があったときに「どのテストを再実施すべきか」を判断する助けになります。

正解:C

例:

要件Aに変更 → 要件Aに紐づくテストケース#12・#34を再実行

→ 効率的に回帰テストが可能。


✨ まとめ

今回学んだ内容を簡単にまとめると:

テーマ

キーワード

要点

問1

デバッグ

不具合原因を修正するのは開発者の活動

問2

QA vs Testing

QAはプロセス、Testingは動作確認

問3

欠陥の定義

コーディングミス=Defect

問4

テスト設計

テストチャーターなどの成果物を作る

問5

トレーサビリティ

変更影響分析・回帰テストに活用

これらはすべてISTQB Foundation Level試験で頻出する基本概念です。

特に「用語の正しい理解」と「テスト活動の範囲の違い」を明確に区別しておくことが合格の鍵です。

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