**ISTQB Foundation Level(CTFL)Chapter 4「テスト分析と設計」**の中でも重要なブラックボックステスト技法のひとつが、**ディシジョンテーブルテスト(Decision Table Testing)**です。
本記事では、
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ディシジョンテーブルとは何か
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どのような場面で使われるのか
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試験での出題傾向
を、具体例を交えてわかりやすく解説します。
🔹 ディシジョンテーブルテストとは?
ディシジョンテーブルテストとは、複数の条件とそれに対応するアクション(結果)を表形式で整理し、テストケースを効率的に導く手法です。
条件の組み合わせが多い場合でも、漏れや重複を防ぎながら、必要最小限のテストケースを抽出できます。
🔹 どんなときに使うのか?
このテクニックは、条件によって出力が変わるシステムに非常に有効です。
たとえば:
「もしユーザーが会員で、かつ有効なクレジットカードを持っている場合のみ購入可能」
「ログインしていて、2段階認証が有効ならアクセス許可」
といったように、“IF(もし〜なら)”が複数重なる要件に対して最適です。
🔹 基本の考え方:「2のn乗」
ディシジョンテーブルでは、条件が n 個ある場合、
可能な組み合わせ数 = 2ⁿ(2のn乗) で計算します。
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条件数 |
組み合わせ数 |
|---|---|
|
1条件 |
2通り |
|
2条件 |
4通り |
|
3条件 |
8通り |
|
4条件 |
16通り |
🔹 例題1:車を持っているかどうかの判断
たとえば、次のようなイベント登録フォームを考えてみましょう。
条件1:車を持っている(Yes/No)
条件2:年齢が18歳以上(Yes/No)
この場合のテーブルは以下のようになります。
|
No |
車を持っている |
年齢18歳以上 |
結果(参加可否) |
|---|---|---|---|
|
1 |
Yes |
Yes |
✅ 参加可能 |
|
2 |
Yes |
No |
❌ 不可 |
|
3 |
No |
Yes |
❌ 不可 |
|
4 |
No |
No |
❌ 不可 |
→ 条件が2つなので、2²=4通りのパターンを検証すれば十分です。
このように、ディシジョンテーブルを使えば全ての組み合わせを明確に確認できます。
🔹 例題2:ホテルの会員割引の決定ロジック
実際のISTQB試験では、以下のような問題が出題されます。
条件:
-
シティバンクカードの会員か?(Yes/No)
-
部屋タイプ(シルバー/ゴールド/プラチナ)
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ルール |
シティバンク会員 |
部屋タイプ |
結果(アップグレード) |
|---|---|---|---|
|
1 |
Yes |
Silver |
Goldにアップグレード |
|
2 |
Yes |
Platinum |
なし |
|
3 |
No |
Silver |
なし |
|
4 |
No |
Platinum |
なし |
テストケース例:
-
ユーザーX:会員Yes、部屋タイプSilver → Goldにアップグレード
-
ユーザーY:会員No、部屋タイプPlatinum → アップグレードなし
👉 試験ではこのように、「与えられたテーブルから正しい結果を選ぶ」形式で出題されます。
🔹 実際の試験での出題ポイント
ISTQB Foundationレベルでは、
-
ディシジョンテーブルの構造を理解しているか
-
与えられた条件とアクションから正しい結果を導けるか
が問われます。
表を自分で作成する必要はありません。
試験ではすでにテーブルが与えられ、対応する結果を選ぶ問題形式です。
🔹 現場での応用例
ディシジョンテーブルは、業務システムや金融・保険システムなど、ルールベース(条件分岐が多い)な業務ロジックに特に有効です。
例:
-
ローン審査システム(年収・年齢・信用スコアなどの組み合わせ)
-
会員ポイントの計算(ランク・利用額・キャンペーン有無など)
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ECサイトの送料計算(地域・重量・配送方法の組み合わせ)
これらを表形式で整理することで、抜け漏れのないテスト設計が可能になります。
🔹 まとめ:Decision Table Testingのポイント
|
観点 |
内容 |
|---|---|
|
適用対象 |
条件の組み合わせによって結果が変わるロジック |
|
メリット |
組み合わせの漏れ防止・テストケースの最小化 |
|
式 |
2ⁿ(n = 条件の数) |
|
試験での出題形式 |
テーブルが与えられ、結果を選択する問題 |
|
応用分野 |
金融・業務ロジック・ECシステムなど |
✅ 学習のヒント
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「真(True)・偽(False)」「Yes・No」などの条件を整理しよう
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2のn乗ルールを暗記しておくと時短になる
-
試験問題は“与えられた表を読む”形式と覚えておく
🧭 まとめ
ディシジョンテーブルテストは、単純なロジックを整理するだけでなく、複雑な条件分岐をシンプルに可視化する力を持ったテスト技法です。
ISTQB Foundation試験でも頻出なので、表の読み方に慣れておきましょう。



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