【ISTQB /JSTQB Agile Tester 解説】Chapter 3 サンプル問題まとめ|試験によく出る実践例を徹底解説!

JSTQB Agile Tester

ISTQB Agile Tester Extension(アジャイルテスト資格拡張)のChapter 3では、「ツールとアジャイルプロジェクトにおける活用」がテーマです。

ここでは、実際の試験で出題される可能性が高いサンプル問題とその解説を紹介します。

理解のコツや、間違えやすい選択肢の見分け方も一緒に解説していきましょう。


🎯 第1問:テストピラミッド(Test Pyramid)の意味

問題:

「テストピラミッド」という用語は何を指しますか?

選択肢:

A. チームのテスト作業量はスプリントごとに増加する

B. バックログのサイズとテストの数はスプリントごとに減少する

C. 自動化された単体テストの数は、上位レベルの自動テストより多い

D. 自動テストの数はスプリントごとに増加する

正解:C

自動化テストの多くは「単体テストレベル(ユニットテスト)」に集中しています。

アジャイルでは**継続的インテグレーション(CI)**を行うため、単体レベルでの自動化が重要になります。

上位レベル(統合テスト、システムテスト)ほど自動化数は少なくなります。

💡ポイント:

テストピラミッドの形は「下が広く、上が細い」。

つまり「単体テスト(多) → 統合テスト(中) → システムテスト(少)」の構造です。


🧩 第2問:ブラウザ対応の新要件にどう対応すべきか?

シナリオ:

第5イテレーションの開始時、新しいブラウザタイプへの対応要件が追加されました。

既存の自動テストフレームワークはこのブラウザをサポートしていません。

テスターとして最も適切な対応はどれでしょうか?

選択肢:

A. テスターは残業して次の2スプリントで対応する

B. チームに報告し、リスク分析を実施。フレームワーク更新タスクをスプリント計画に追加

C. テスターが独自にリスクを低いと判断し、現行のスプリントを変更しない

D. テスターはすぐにブラウザ互換テストを設計し、他の作業を延期する

正解:B

アジャイルでは「チーム全体でリスクを共有し、スプリント計画を更新する」ことが重要です。

個人判断で進める(C)や独断で作業を止める(D)のはNG。

💡ポイント:

問題は「フレームワーク対応」がテーマ。

単なるブラウザ互換テストではなく、自動化基盤をどう更新するかに注目。


🤝 第3問:プランニングポーカー(Planning Poker)の不一致

シナリオ:

以下のユーザーストーリーに対して、リスク・複雑度などを考慮した見積もり結果は次の通り。

  • 顧客:5

  • 開発者:5

  • テスター:20

この場合、チームとして最適な次のアクションは?

選択肢:

A. 顧客と開発者の見積もりが一致しているので、そのまま進める

B. テスターの理由を話し合い、再度プランニングポーカーを実施する

C. 顧客の見積もりを最優先として採用する

D. 全員の見積もりが完全に一致するまで繰り返す

正解:B

アジャイルでは「コラボレーション(協働)」が基本。

意見が大きくずれた場合、なぜテスターだけ見積もりが高いのかを議論し、再見積もりを行うのが正しい手順です。

💡ポイント:

見積もりは「対話による学習プロセス」。

一致させることより、理解のすり合わせが目的。


🧠 第4問:テスト関連の受け入れ基準(Acceptance Criteria)

問題:

次のうち、テスト関連アクティビティの「テスト可能な受け入れ基準」に該当するものを2つ選べ。

選択肢:

A. 構造ベーステスト(ホワイトボックス)はブラックボックスに加えて実施する

B. 機能リグレッションテストの80%以上が自動化されている

C. セキュリティテストの脅威分析で不具合が見つからなかった

D. 5000ユーザー同時アクセス時も性能が良好である

E. すべての主要ブラウザで正常に動作する

正解:B、C

BとCは「測定可能な条件」であり、受け入れ基準として適切です。

Aはテスト手法、D・Eは一般的な要件に過ぎません。

💡ポイント:

「テスト可能か?」がキーワード。

数値や結果が測定できる表現が◎。


🧭 第5問:探索的テスト(Exploratory Testing)に関する誤り

問題:

次のうち、「探索的テスト」に関して**誤っている(false)**ものはどれでしょう?

選択肢:

A. 探索的テストは学習・設計・実行を同時に行う

B. 探索的テストでは事前にテストアイデアを準備する必要がない

C. 探索的テストは他の手法と組み合わせると効果的

D. 探索的テストにはシステム理解が必要である

正解:B

探索的テストでも**テストチャーター(目的や観点)**など、一定の準備は必要です。

完全に即興ではありません。

💡ポイント:

「false」問題では、一見正しそうな選択肢が罠

常に「テスト準備の重要性」を意識しましょう。


⚙️ 第6問:ALM(Application Lifecycle Management)ツールの目的

問題:

次のうち、ALMツール(例:Micro Focus ALM)の目的として正しいものはどれですか?

選択肢:

A. 開発とテストの知識ベースを構築する

B. コード変更やビルド品質の即時通知を行う

C. 分散チーム間でアプリケーションの現状を可視化する

D. テスト用に大量のデータ組み合わせを生成する

正解:C

ALMツールは「プロジェクトの全体状況を可視化し、進捗を共有する」ための統合プラットフォーム。

特にリモートチームや分散環境で効果を発揮します。

💡ポイント:

他の選択肢は一部のツール機能を指しているが、ALM全体の目的ではない点に注意。


📝 まとめ

問題

トピック

正解

キーポイント

1

テストピラミッド

C

単体テストを最も多く自動化

2

新ブラウザ対応

B

チームでリスク分析&計画更新

3

見積もり不一致

B

再ディスカッションが重要

4

受け入れ基準

B・C

数値で測定できる条件を選ぶ

5

探索的テスト

B

準備なしは誤り

6

ALMツール

C

チーム間で可視化・共有する目的

💬 試験対策のコツ

  • 「false」「not」など否定表現に注意。

    → 出題者は意地悪な言い回しを使うことがあります。

  • シナリオ問題では、文中のキーワード(framework, plan, risk など)を拾う。

    → 話題の焦点を見抜くと、正しい選択肢が自然と浮かび上がります。

  • ツール系問題は、特徴と目的を整理。

    → Configuration、Build、ALMなどの違いを明確に。

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